パネライの歴史

パネライの歴史は1860年に機密機器メーカーとして創設されたことから始まります。当時は軍用のクロノグラフ懐中時計を作っていました。1913年にラジオミールを発明すると、潜水艦や暗闇での作業が多かったイタリア海軍に重宝されるようになりました。ラジオミールを利用することで、照準器や水中コンパス、魚雷発射装置などたくさんの軍事用品を製造しました。しかし1992年頃になると冷戦が終結して軍事用品が必要なくなったため、イタリア海軍からの需要もなくなりました。そこでパネライは1998年にルミノールとマーレノストゥルムを発表しました。この国際デビューがきっかけとなり、世界では大型で厚い腕時計がブームとなります。見た目は軍事用品を作っていた頃のままでしたが、ムーブメントは安くて広く用いられているものでした。元々パネライはパネライ時計店という事業を扱っていたので、腕時計を作る技術を持っていました。時計の修理や改造といった専門技術を磨き上げる中で、アンチェトリ天文台の工学研究所の協力を得ながら特殊なレンズも制作していました。イタリア海軍からの注文がなくなっても、これらの技術を活かして一般向けの腕時計を作ることでパネライというブランド名が広く知られることにつながりました。ロレックスやガガミラノなどもサイズの大きな腕時計をたくさん作っていますが、それはパネライが巻き起こしたブームが大きな影響を与えています。


Copyright(c) 2017 パネライ名鑑 All Rights Reserved.